美味しい海苔ができるまで

海苔は何から出来てるの?海苔はどのように加工してるの? 身近なのに意外と知らない海苔の製造工程をご紹介します。

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培養 4月~10月

養殖の準備開始です。
海苔の種になるフリー糸状体を牡蠣の殻に植え付け、海苔の胞子がいつでも飛び出せるように水槽の中で生長させます。
ベストなタイミングで、ベストな状態になるよう、温度調整しながら見守ります。

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殻入れ 10月中旬

培養した牡蠣殻を、養殖用の網に取り付ける作業です。
網に紐などでぶら下げた「落下傘」と呼ばれるビニール袋の中に、牡蠣殻を1つか2つずつ入れます。
解禁前日に一家総出で行うため、この日は町中の漁家の軒先で作業風景が見られます。

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採苗 10月中旬

種付けした養殖網を船で漁場に運び、予め立てておいた支柱にくくり付けながら海に広げます。
網につけた殻から胞子が放出され網に付着して根を張り、日光と海の栄養により芽が伸び成長します。

二期作用の海苔網の保存

福岡県有明海では、海苔芽がある程度成長したら網を一部引き揚げ、冷凍保存します。
海に残した秋芽網(一期作目)の生産が終わった後、冷凍保存した網を再び海水に広げ、二期作を行うためです。

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摘み取り 11月中旬~3月

網についた海苔芽が15~20センチほどに成長したら、摘採します。
摘採は、秋芽網で3~4回、二期作の冷凍網で10~12回ほど行います。
網から摘採した生海苔は、加工場に搬入して製造を待ちます。

水洗いした生海苔をミンチし、四角い形に抄(す)きます。
さらに、大型の製造機械(全自動のり乾燥機)で乾燥し、乾海苔にします。

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箱詰め

完成したら箱詰めし、漁業協同組合で品質検査を受け、規格と等級に基づき格付けされます。
※10枚を二つ折りにして1束にし、組合名、生産者名、生産日付けを印刷した組合指定の帯紙で10束(100枚)一括りにします。
これを36束(3,600枚)箱詰めします。

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入札 11月~4月

格付けされた乾海苔は、当会の共販センターに出荷され、入札による買い付けが行われます。
入札は、資格を持つ海苔問屋や海苔加工商品製造業者(メーカー)が参加し、最高値をつけた業者が競り落とします。

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加工・販売

入札により落札された乾海苔は、工場で火入れ加工され、低温倉庫等で保管されます。
出荷の都度、焼き加工や味付け加工などの加工が行われ、ようやく私たちが食べる業務用や家庭用の商品としてパッケージされ、店頭に並びます。

福岡有明海漁業協同組合連合会|福岡有明のり

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